「また鼻が詰まってる……」「息ができないと集中力が切れる……」
慢性鼻炎とともに長年過ごしてきた私にとって、“鼻が詰まっていない状態”は、もはや奇跡のようなものでした。
点鼻薬も、市販の飲み薬も、マスク生活も、試してきたものは数知れず。けれども、どれも一時的な効果しかなく、根本的な改善にはなかなかつながりませんでした。
そんなある日、耳鼻科の医師にすすめられたのが「鼻うがい」。
正直最初は「痛そう」「怖い」という先入観がありましたが、実際に試してみると人生が変わるレベルの快適さを体感できたのです。
今回は、慢性鼻炎持ちの立場から、鼻うがいの効果ややり方、継続のコツについて詳しくご紹介します。
鼻うがいってなに?──簡単に言うと「鼻の洗浄」
鼻うがいとは、生理食塩水などの洗浄液を鼻の中に流し込み、鼻腔内の汚れ・花粉・ウイルスなどを洗い流す行為のことです。
普段のうがいが「喉」を洗う行為だとすれば、鼻うがいは「鼻の奥〜喉の入り口」までをカバーします。
実はこの部分、風邪やアレルギー、ウイルスの侵入口として非常に重要。
つまり、鼻うがいは呼吸器ケアの“最前線”を守るための習慣なんです。
慢性鼻炎の私が感じた鼻うがいのメリット
1. 朝、鼻が通っているだけで一日が違う
これまで朝起きた瞬間から「鼻が詰まっている」のが当たり前でしたが、鼻うがいを習慣化してからというもの、「あれ?ちゃんと息が吸える……!」という朝が続くようになりました。
それだけで頭がスッキリし、仕事の集中力も明らかにアップ。
鼻呼吸ができるだけで、こんなにも生活の質が変わるとは思ってもいませんでした。
2. アレルギー性鼻炎の症状が軽くなった
私はホコリや花粉にも弱く、季節の変わり目になるとくしゃみ・鼻水が止まらなくなるのが恒例でした。
しかし、外出後や寝る前に鼻うがいを取り入れるだけで、症状の出方が格段に穏やかに。
医師からも「花粉やハウスダストの物理的な除去はとても理にかなっている」と太鼓判をもらいました。
3. 風邪や副鼻腔炎の予防にも効果的
鼻の奥にウイルスや細菌が滞ることで発症する副鼻腔炎。
私も過去に何度も繰り返していたのですが、鼻うがいを継続してから再発しにくくなった実感があります。
鼻の通りが良くなることで、自然な排出機能も保たれやすくなるのだと、医師からも説明されました。
鼻うがいの正しいやり方(初心者でも簡単)
● 用意するもの
- 市販の鼻うがい専用洗浄器(ハナノア、サイナスリンスなど)
- 専用の洗浄液 or 自作の生理食塩水(※水道水の直使用はNG)
※生理食塩水は「ぬるま湯200mlに対して食塩1.8g(小さじ1/3)」で簡単に作れます。
● やり方の基本ステップ
- 洗浄液を容器に入れる
- 片方の鼻の穴にノズルを差し込み、ゆっくりと液を注ぐ
- 反対側の鼻の穴または口から液が流れ出る
- 両側の鼻で同じように行う
- 洗浄後は軽く鼻をかんで終了
※コツは口を軽く開けた状態で、力まないこと。
最初は違和感がありますが、3回目くらいから慣れてきて、むしろ爽快感を感じるようになります。
続けるコツとおすすめのタイミング
鼻うがいは「習慣化」してこそ効果を実感できるもの。
私が取り入れているおすすめのタイミングは以下の通りです:
- 朝の洗顔後(寝ている間にたまった汚れを除去)
- 外出後(花粉やホコリを洗い流す)
- 就寝前(鼻通りをよくして快眠へ)
忙しい人でも1回1〜2分程度で済むので、ルーティンにしやすいのが魅力です。
まとめ:鼻うがいは「鼻炎持ちの人生を変えるシンプル習慣」
慢性鼻炎の私が実感した、鼻うがいの効果は以下の通りです:
- 鼻通りがよくなって、集中力が持続するようになった
- 花粉やアレルギーの症状が軽くなった
- 副鼻腔炎の予防にもつながっている
- 朝が快適、夜もぐっすり眠れる
最初はハードルが高く感じるかもしれませんが、「慣れるとむしろ気持ちいい」のが鼻うがい。
慢性鼻炎で長年悩んでいる方にこそ、ぜひ一度体験してみてほしい習慣です。
ちなみに、鼻うがいを初めて行う方に特におすすめしたいのが、「ハナノア」シリーズです。

洗浄液と専用ボトルがセットになっており、鼻がツーンとしにくい独自の洗浄処方が特徴。ボトルを軽く押すだけで液がスムーズに流れ、初心者でも違和感なく使える設計になっています。
私も最初は「鼻に水を入れるなんて絶対ムリ」と思っていたのですが、ハナノアを使ったことで不快感なく習慣化できたという経緯があります。特に「鼻に液を通す感覚に不安がある」という方にとって、ハナノアは非常に心強い入門キットです。
まずは市販のこうした使いやすい製品から始めてみることで、鼻うがいがぐっと身近になります。