ランク戦で174試合使われ、勝率58.6%を記録した Nurse Harrow(ナース・ハロウ)のビルド「harrow experiment 1」の紹介です。同じ期間の Nurse Harrow 全体の勝率は50.5%(143,440試合)です。ビルドの最終更新後から集計し、比較する期間をそろえています。
特徴は、ヒル治療を先に最大強化し、耐久を確保しながら味方への回復につなぐことです。全44アイテムのうち耐久21品、スピリット14品、武器9品。代表的な品はトキシックバレット(Nurse Harrow全体の購入率21.4%)、エクステンダー(Nurse Harrow全体の購入率47.8%)、リコシェ(Nurse Harrow全体の購入率48.3%)です。品数は候補の数であり、全部を同時に所持する意味ではありません。
成績
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ビルド | harrow experiment 1(ビルドID 915625、版4)。2026/10/22 05:24更新。作者のSteam表示名:ᵃ |
| 試合数と勝敗 | 174試合、102勝72敗、94人。同期間のNurse Harrowで100試合以上使われた31本のうち、使用試合数は22番目 |
| 勝率 | 58.6%(95%の範囲 51.2〜65.7%) |
| Nurse Harrow全体 | 50.5%(143,440試合)。差は+8.2ポイント |
| 新マップ前・更新前の期間 | 今回の主期間には含めません。掲載構成と集計のずれを抑えるため、最終更新後だけで比較しています |
| 10月14日の更新後 | 主期間の全174試合が、10月14日のバランス更新(日本時間10月15日)より後です。58.6%(51.2〜65.7%)、同期間の全体は50.5% |
| 集計の条件 | 2026/10/22 05:24〜2026/10/29 22:46(日本時間)。ランク戦、ランク帯指定なし。ビルド・ヒーロー全体・カードのアイテム成績は同じ期間。取得日:2026年10月29日 |
ビルドレシピ
正式ビルド名:harrow experiment 1
ゲーム内検索用のビルドID:915625
名前のない区分はカード上で「任意」と表記しています。ゲーム画面には見出しのない通常枠と「任意」の枠があり、6区分の配置と並びをそのまま残しています。Category 4は作者が付けた名前です。区分と並びは運営者提供のゲーム画面で照合しました。番号は表示順であり、44品を必ず順番に買う指示ではありません。購入率と「買った試合の勝率」は、このビルドの使用者だけではなく、Nurse Harrow全体の数字です。高額品は資金に余裕のある試合ほど購入しやすい影響もあるため、買えば勝てるという意味ではありません。以下は作者の説明の意訳と、画面から確認できる構成です。
- 基本の強化順と、苦しいレーンでの変更:作者は1番のヒル治療を最初に最大強化する順を登録しています。一方、レーンが厳しい場合や味方への回復が必要な場合には、最大強化を急ぐ前に3番のヒーリングニードルへポイントを回すよう勧めています。登録された順番と、この変更の説明は分けて読みます。
- 上段の10品と任意の2品:ヒーリングショット、メレーライフスティール、エクストラヘルス、不屈の心から、シールドや射撃の候補へ進む並びです。右の任意枠はヒーリングリチュアルとプロテストの2品。全品を必ず購入する指示ではありません。
- 中央の10品と任意の2品:トキシックバレット、エクステンダー、スーパーエクステンダー、リコシェ、スピリットの3段階などが並びます。右の任意枠はガーディアンワードとリアクティブバリアです。作者は、回復が必要ならチャージを増やす品を購入する選択も認めています。
- Category 4と下段の任意10品:Category 4はインヒビター、サイレンサー、アンストッパブル、ヒーリングテンポ、クールダウン短縮など10品。下段には耐性や回復阻害など10品をまとめています。ゲーム画面に序盤・中盤という区分名はなく、記事でも独自に付け足していません。

アビリティの振り方
4つを解放した後、ヒル治療を強化1・2・3と続けて上げ、最初に最大強化します。次にヒーリングニードルを強化2まで上げ、クリーピングテラーに1ポイントを入れてから、ヒーリングニードルを最大強化します。その後はカースドヴェイパーの強化1を挟み、クリーピングテラー、カースドヴェイパーの順に最大強化します。 表は概要画面で確認した作者のポイント使用順で、ヒーローレベルではありません。「強化1・2・3」は、それぞれ1・2・5ポイントを使う段階です。
| 順番 | ポイントの使い道 |
|---|---|
| 1 | ヒル治療:解放 |
| 2 | ヒーリングニードル:解放 |
| 3 | カースドヴェイパー:解放 |
| 4 | クリーピングテラー:解放 |
| 5 | ヒル治療:強化1(1ポイント) |
| 6 | ヒル治療:強化2(2ポイント) |
| 7 | ヒル治療:強化3(5ポイント) |
| 8 | ヒーリングニードル:強化1(1ポイント) |
| 9 | ヒーリングニードル:強化2(2ポイント) |
| 10 | クリーピングテラー:強化1(1ポイント) |
| 11 | ヒーリングニードル:強化3(5ポイント) |
| 12 | カースドヴェイパー:強化1(1ポイント) |
| 13 | クリーピングテラー:強化2(2ポイント) |
| 14 | クリーピングテラー:強化3(5ポイント) |
| 15 | カースドヴェイパー:強化2(2ポイント) |
| 16 | カースドヴェイパー:強化3(5ポイント) |

先に伸ばす2つの強化の中身です。ヒル治療は強化1でヒルによるスタミナ吸収が加わり、回収時の回復を得られるようになります。強化2ではクールダウンが30秒から20秒になり、ヒルのスタックごとのスピリットパワー+4が加わります。強化3では範囲が6.5mから7.5mへ、最大スタック数が10から18へ増加し、ダメージのスピリットスケーリングも+0.3。ヒーリングニードルは強化1で最大チャージが1から2へ、強化2でヒットあたりの基礎回復量が25から45へ増え、スタミナ回復0.6も加わります。先にヒルの回転と蓄積を伸ばし、回収したヒルや与ダメージでチャージが溜まるニードルへつなぐ構成と読めます(見立て)。
ポイント
- 44品のうち耐久21品で、回収と支援を続ける準備。上段から回復・最大HP・シールドの候補が置かれています。味方を回復するためにも自分が戦場に残る必要があり、そのための選択肢を厚くした構成と編集部は見ています。品数は候補の数で、所持枠や購入金額の割合ではありません。
- ヒル治療を最大にしてから、ニードルを伸ばす。ヒル治療は継続スピリットダメージを与え、対象のバフの継続時間を減らします。最大強化の範囲・スタック増加を先に取り、ヒーリングニードルの回復へ進む順番です。ヒルを回収できなかったり、ダメージを与える機会を失ったりすると、この流れは作りにくくなります。
- 回復が間に合わない場面では、作者も順番の変更を勧める。登録順のヒル治療優先を固定の正解としていません。味方がレーンを維持できないならヒーリングニードルへ先にポイントを回し、必要に応じて回復・チャージの候補を選ぶ、という補足があります。
見立て
ヒルの攻撃と回収を先に伸ばし、耐久を確保してニードルの回復につなぐことが構成の狙いと編集部は見ています。攻撃を当てる機会や継戦の時間を作れない場合には、この見立ては当てはまりません。成績面の評価は、今後の試合が増えて全体との差が消えた場合に見直します。
試すなら
- ゲーム内で「harrow experiment 1」とID 915625を確認する。作者はᵃ。IDで見つからない場合は名前でも検索し、同名の別ビルドに注意します。
- 上段の10品を出発点に、必要な回復や防御を任意枠から補います。基本はヒル治療の最大強化を先にし、レーンが厳しい場合は作者の補足どおりヒーリングニードルへの配分を早めます。
- 相手の火力や回復阻害、行動不能を見て耐久・対策品を選ぶ。終盤候補をすべて買うのではなく、現在のアイテム枠で何を補うか判断します。
データの見方と出典
- 勝率の差は「このビルドを選んだ試合」と「Nurse Harrow全体」の比較です。同じ実力の人どうしの比較ではなく、全体にはこのビルドの試合も含まれます。ビルドの効果だけを取り出した数字ではありません。
- ビルドの成績は同じIDのすべての版を含みます。今回は2026/10/22 05:24以降に絞っていますが、版数で試合を絞った集計ではなく、旧版を使う試合を完全に除けることまでは確認できていません。
誤差の範囲の下限・上限の計算方法(この記事の数字で計算)
計算には、勝ち負けの割合によく使われる「ウィルソンのスコア区間」(ウィルソンの信頼区間とも呼ばれます)を使っています。勝ち数と試合数だけで計算できます。n は試合数、z は95%の範囲に対応する値で、1.96 を使います。
- 勝率 p = 勝ち数 ÷ 試合数 = 102 ÷ 174 = 0.5862
- 範囲の中心 =(p + z² ÷(2 × n))÷(1 + z² ÷ n)= 0.5843
- 範囲の半分の幅 = z × √(p ×(1 − p)÷ n + z² ÷(4 × n²))÷(1 + z² ÷ n)= 0.0724
- 下限 = 中心 − 半分の幅 = 0.5119 → 51.2%/上限 = 中心 + 半分の幅 = 0.6568 → 65.7%
下限の51.2%が、同じ期間の Nurse Harrow 全体の勝率(50.5%)を上回っています。ただし、使用者の実力差を除いた比較ではなく、ビルドが勝率を上げたという因果関係は示しません。
表計算ソフトで確かめる場合は、勝ち数を B1、試合数を B2 に入れ、次の式で下限が出ます。上限は式の中の「-1.96*SQRT」を「+1.96*SQRT」に変えます。=((B1/B2)+1.96^2/(2*B2)-1.96*SQRT((B1/B2)*(1-B1/B2)/B2+1.96^2/(4*B2^2)))/(1+1.96^2/B2)
出典:deadlock-api.com(第三者の公開集計。ランク戦、取得日:2026年10月29日)/中身と強化の数値はゲーム内データの公開資料、運営者提供のゲーム画面/Steam公式ニュースと当サイトの10月14日のパッチ解説。Nurse Harrowは米国時間10月20日の公式告知(日本時間10月21日)で実装されました。今回の集計は10月22日のビルド更新後です。確認した公式ニュースでは、その後のNurse Harrow本体の個別調整は見当たりません。10月14日のバランス更新は実装前で、今回の主期間はすべてその後です。
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