Deadlockの勝敗を最も左右するのは、エイム力でもキャラ性能でもなくソウル収入の差です。ソウルはこのゲームの通貨兼経験値であり、アイテム購入とキャラ強化のすべての源泉です。同じ腕前なら、ソウルを多く持っている側が撃ち合いに勝ちます。
この記事では、トルーパーを倒したときに実際に何が起きるのか——空中に飛ぶオーブ、地面に落ちるオーブ、近くの味方との共有——を順番に解説します。
ソウルはどこから得られるか
主な収入源は以下の通りです(獲得量の具体値はパッチで変動するため省略します)。
- トルーパー(レーンの兵士):最も安定した収入源。序盤の主戦場
- ジャングルのキャンプ(中立クリープ):レーン外の収入源。中盤以降の差がつきやすい
- 敵ヒーローのキル・アシスト:大きいが不安定な収入
- オブジェクト:防衛設備の破壊、Urn、ミッドボスなど
- 時間経過:わずかに自動供給される
重要なのは、キルは収入源の一つにすぎないことです。FPS出身者が最初に陥る罠が「キルを追いすぎてファームが止まる」こと。キル0でもファームが上手い人は、キルを取りながらファームが止まっている人よりも強くなります。
トルーパーを倒すと、ソウルは2つに分かれる
ここがこのゲームで最も誤解されやすい部分です。トルーパーにとどめを刺しても、ソウルがそのまま全額入るわけではありません。報酬は2つに割れます。
| どこへ行くか | 割合 | 性質 |
|---|---|---|
| 空中のオーブ | 約半分 | 一瞬だけ空中に浮かぶ。撃つと確定する。敵に撃たれると奪われる(ディナイ) |
| 地面のオーブ | 約半分 | その場に落ちる。撃つのではなく近づいて拾う。敵にディナイされない |
| 近接攻撃でとどめ | 全額 | オーブが出ず、その場で全額が入る |
つまりディナイで奪われるのは、報酬の半分にあたる空中のオーブだけです。残り半分は地面に落ちて待っているので、撃ち合いに気を取られて拾い忘れると、敵に奪われたわけでもないのにソウルを落とすことになります。
地面のオーブは「拾う」:18mと18秒
地面のオーブは、18m以内に近づくと回収できます。18秒で消えます。
この2つの数字が、レーンでの立ち位置をほぼ決めます。遠くの安全な位置から撃つだけでは半分しか取れません。ウェーブを処理したら、危なくない範囲で前に出て拾う。この往復がレーン戦の基本動作です。
逆に言えば、敵を深追いした数十秒や、買い物に戻るのが早すぎた数十秒で、拾えたはずのソウルが消えていきます。地面のオーブを取りこぼす原因はエイムではなく位置取りです。
近くの味方とは分け合う:45mと30m
ソウルは、倒した本人だけのものではありません。次のどちらかの距離にいる味方には、自動的に分配されます。
- 壊れたソウルオーブから45m以内
- トルーパーを倒した味方から30m以内
分け合うと、1人あたりの取り分は減ります。ただし合計は増えます。
| 共有する人数 | 1人あたり | 合計 |
|---|---|---|
| 1人 | 100% | 100% |
| 2人 | 54% | 108% |
| 3人 | 36% | 108% |
| 4人 | 25% | 100% |
| 5人 | 20% | 100% |
| 6人 | 16% | 96% |
2人で分けたときの合計が108%になっている点に注目してください。同じレーンに2人でいるほうが、チーム全体の収入は多くなります。
だから「ラストヒットの取り合い」は起きない
MOBA経験者ほど「相方にラストヒットを譲る」「育てたい側にソウルを寄せる」という発想を持ち込みがちですが、現在の仕様ではその心配はほぼ不要です。2人が共有範囲に入っている限り、どちらがとどめを刺しても、どちらが地面のオーブを拾っても、分配は同じように行われます。
2人で決めるべきなのは、優先権ではなく担当です。
- 片方が前に出て地面のオーブを回収する
- もう片方は空中オーブの確保・ディナイと、敵への牽制を担当する
- 回収に出た側が共有範囲から外れないよう、距離を保つ
収入を意識して片方に寄せる必要が出てくるのは、買い物や回復で共有範囲の外に出てしまう場合だけです。具体的な分担はレーンの相方との組み方にまとめています。
ラストヒットとディナイの練習
ラストヒットは「ダメージを与え続けること」ではなく、倒れる瞬間に自分の攻撃が入っていることが重要です。
- トルーパーの体力バーを見て、残り体力が自分の1〜2発分になるまで撃つのを我慢する
- 対面との撃ち合いに気を取られてラストヒットを落とすのが初心者の典型パターン。迷ったらラストヒット優先
- 練習モードで「10分間のソウル獲得量」の自己ベストを更新していく
- 獲得量が伸びないときは、ディナイの成否だけでなく地面のオーブを何個拾えなかったかも振り返る
なお、8分を境にソウルの共有ルールが切り替わることはありません。序盤も中盤も同じルールです。
収入を最大化する考え方:手を止めない
上級者と初心者の最大の差は「何もしていない時間の長さ」です。以下を意識するだけでソウル収入は大きく変わります。
- レーンに兵士がいない時間はキャンプを狩る:移動時間も計算に入れ、常に「次にどこでソウルを得るか」を考える
- 死なない:死亡はリスポーン待ちと復帰移動の間、収入がゼロになる二重の損失。無理な撃ち合いは機会損失で考える
- オブジェクトの時間を覚える:ミッドボスやUrnの出現に合わせて行動を組み立てる
3行まとめ
- トルーパーの報酬は空中(撃って確定・ディナイされる)と地面(近づいて拾う)に半分ずつ分かれる
- 地面のオーブは18m以内・18秒。撃つだけでは半分しか取れない
- 近くの味方とは自動で分配されるので、ラストヒットの優先権を決める必要はない。決めるのは回収と牽制の担当
次のステップとしてレーン戦の基礎で対面との駆け引きを、レーン戦の勝ち方でウェーブごとの具体的な判断を解説しています。FPS出身の方はこちらもあわせてどうぞ。
出典:Valve公式アップデート(2025年11月21日)および Deadlock Wiki。確認日:2026年9月10日。数値はパッチで変動します。




