ランク戦で2,050試合使われ、勝率48.4%を記録した Pocket(ポケット)のビルド「Dew」の紹介です。同じ期間の Pocket 全体は45.6%(71,748試合)で、誤差の範囲を考えても全体を上回っています。ただし、誤差の範囲の下限(46.2%)と全体との差は0.6ポイントで、大きな差ではありません。
勝率と試合数を数値上で見ると、現状の Pocket の中ではベターな選択です。勝率は100試合以上使われた11本のうち2番目で、1位のビルドとの差は0.3ポイント以内です。そのビルドの試合数は約500で、このビルドは約2,000試合と4倍ほどあります。ただし、勝率そのものは50%を下回っており、Pocket 全体が45.6%と苦戦している中での比較です。このビルドを使えば勝ち越せる、という意味ではありません。
このビルドは10月3日に更新されて版数が124になったので、数字は更新後の試合だけを集計しています。作者の説明文は「バラージのビルド」(意訳)で、アイテムは44品。スピリットが20品、耐久が17品、武器が7品です。Pocket でこの期間に100試合以上使われた11本のうち、いちばん使われているビルドでもあります。
成績
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ビルド | Dew(Pocket、ビルドID 207750、版数124、2026年10月3日15時10分更新(日本時間)) |
| 試合数と勝敗 | 2,050試合、992勝1,058敗(使ったプレイヤーは1,043人)。Pocket で100試合以上使われた11本のうち、いちばん多い |
| 勝率 | 48.4%(95%の範囲は46.2〜50.6%) |
| Pocket全体 | 45.6%(同じ期間、71,748試合)。差は+2.8ポイント |
| 10月14日のパッチ前 | 10月3日〜14日:1,121試合で47.3%(95%の範囲は44.4〜50.2%)。同じ期間の Pocket 全体は45.4%(47,381試合)で、差は+1.9ポイント |
| 10月14日のパッチ後 | 929試合で49.7%(95%の範囲は46.5〜52.9%)。同じ期間の Pocket 全体は46.0%(24,367試合)で、差は+3.7ポイント |
| 集計の条件 | ランク戦、2026年10月3日15時10分(日本時間、このビルドの最終更新)から10月22日まで。更新前の版の試合(新マップの実装後で74試合)は含めていません |
パッチの前後で比べると、後のほうが勝率は高めですが、どちらも約1,000試合で95%の範囲が重なっているため、パッチ後に差が広がったとは言い切れません。9月29日・10月5日・10月14日のパッチ解説に、Pocket の性能に関わる変更はありません。
ビルドレシピ
区分の名前のうち「序盤」「中盤」「終盤」はゲーム内の標準の区分(ゲーム画面の表示どおり)、「Early Situationals」などはそのほかの区分に作者が付けた名前です。購入率と、買った試合の勝率は、このビルドの使用者に限らない Pocket 全体の数字(ビルド更新後、ランク戦)です。作者は、序盤・中盤・終盤の区分に次のメモを付けています(意訳)。
- 序盤:おおよそ左から右の順に買う。サクリファイスは8〜10分ごろに買う
- Early Situationals:コールドフロントと1段階目(800ソウル)のクールダウン短縮アイテムに替えると、スピリットが早く伸びる
- 中盤:おおよそ左から右の順。劣勢のときは耐久(緑)のアイテムを先に伸ばす。追加のアイテム枠が必要
- 終盤:おおよそ左から右の順。この時点では倒されていないはず、とされている
- Mid Situational:入れ替え候補として入れてよい

アビリティの振り方
作者のアビリティポイントの順番です。4つを先に開けたあと、フライングクロークの強化1、マジシャンズバッグの強化1・2、フライングクロークの強化2・3の順に上げ、そのあとバラージ、マジシャンズバッグの強化3、アフリクション(ウルト)の順に強化します。表の「強化1・2・3」は、それぞれ1・2・5ポイントを使う段階です。
| 順番 | ポイントの使い道 |
|---|---|
| 1〜4 | フライングクローク(1)、マジシャンズバッグ(2)、バラージ(3)、アフリクション(4)の順に解放 |
| 5〜7 | フライングクローク強化1 → マジシャンズバッグ強化1・2 |
| 8〜9 | フライングクローク強化2・3 |
| 10〜12 | バラージ強化1・2・3 |
| 13 | マジシャンズバッグ強化3 |
| 14〜16 | アフリクション強化1・2・3 |

ゲームのデータで中身を確かめると、フライングクロークはクールダウン26秒で、強化1でダメージ+70、強化3で継続時間+1.6秒とクールダウン−10秒です。マジシャンズバッグはクールダウン17秒で、強化1でクールダウン−5秒、強化2でダメージ+90です。バラージは1発32ダメージの発射物を4発放ってスロウを付ける技で、ヒーローに当てるとポケット自身にダメージ増幅が溜まります。強化1で1発あたり+16、強化2でクールダウン32秒→16秒、強化3で増幅(スタックごと)が6%→10%になり、範囲も+3m広がります。アフリクションはクールダウン170秒の継続ダメージの技で、強化1でクールダウン−35秒、強化2でデバフ継続時間+3秒と範囲+4m、強化3でDPS+13と敵の回復を止める効果が付きます。
中盤の11品には、クールダウンを縮めるコンプレッサー(18%)・クールダウンブースト(20%)・トランセンデント(25%)、継続時間を伸ばすエクステンダーとスーパーエクステンダー、範囲を広げるミスティックエクスパンダーとグレーターエクスパンダーが並びます。技を短い間隔で回し、バラージの増幅を保ち続ける作りだと編集部は見ています(見立て)。
ポイント
- 序盤は武器寄り:序盤の6品は武器が3品(モンスターラウンド、スイフトストライカー、サクリファイス)、耐久が2品、スピリットが1品(ミスティックバースト)です。サクリファイス(3,200ソウル)は購入率81.4%で、作者は8〜10分ごろに買うよう書いています
- 中盤は技を回す品が中心:中盤の11品のうち、クールダウン・継続時間・範囲に関わる品が7品を占めます。ほかにスピリットバーン、タンクバスター、ディスペルマジック、マジェスティックリープが入っています
- 終盤は選ぶ形:終盤の5品と「Late Situationals」の6品、「Late Situationals #2」の4品は、どれも購入率が27.1%以下です。決め打ちではなく、状況に合わせて入れ替える枠です
事実・見立て・例外
- 事実:試合数・勝率・使用者数は第三者の公開集計です。ビルドの中身(区分・アイテム・アビリティの順番・作者のメモ)とアイテム・アビリティの数値はゲーム内データによります
- 見立て:クールダウン・継続時間・範囲を中盤で厚くして、バラージとマジシャンズバッグを回し続ける作りが、今の Pocket に合っていると編集部は見ています。この見立てが成り立たないのは、10月21日の更新後の試合が増えたときに、差が消えた場合です。このビルドの10月21日の更新後の試合はまだ約160試合しかなく、判断できません
- 例外:このビルドを選ぶ人がもともと上手な可能性があり、勝率の差がビルドそのものの効果とは限りません。また、終盤のアイテムの「買った試合の勝率」が高く見える(エーテリアルシフト57.1%、デスチーター58.9%など)のは、勝っている試合ほど終盤まで続いて買えるためで、そのアイテムの強さだけを示す数字ではありません
試すなら
- ビルドID:207750(上のレシピの「ビルドIDをコピー」ボタンでコピーできます)。ゲーム内のビルド選択で「Dew」を検索し、Pocket 用のものを選びます。同じ名前のビルドがほかにもあるので、ビルドIDと版数124を確かめてください
- まず序盤の区分を左から順に買い、サクリファイスは8〜10分ごろ。アビリティは表の順に振る
- 中盤は左から順に。劣勢のときは耐久のアイテムを先に伸ばし、終盤は相手の構成を見て入れ替える
データの見方と出典
- 勝率の差は「このビルドを選んだ試合」と「Pocket 全体」の比較で、同じ実力の人どうしの比較ではありません
- 95%の範囲は、試合数から計算した誤差の目安(ウィルソンの方法)です。範囲が重なる場合は、差があるとは言い切れません
- ビルドの成績は、同じビルドIDのすべての版の合計です。このビルドは10月3日に更新されたため、更新後(版数124)の試合だけを集計しています
- アイテムの購入率と勝率は、Pocket 全体のランク戦(ビルド更新後)の数字です。買った試合の勝率は、買えた時点で試合が続いていた分だけ高めに出る傾向があります
出典:deadlock-api.com(第三者の公開集計。ランク戦、取得日:2026年10月22日)/ビルドの中身とアイテム・アビリティの説明はゲーム内データを公開しているコミュニティのデータ/パッチの変更点は Steam 公式ニュースと当サイトの9月29日・10月5日・10月14日のパッチ解説(9月29日以降、Pocket の性能に関わる変更はありません)
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